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田染地域について

田染(たしぶ)地区は、豊後高田市の南東に位置し、面積約●●ha、人口約1100人の里山と田園が広がる小さな里です。
四方を山に囲まれた盆地で、西方から西叡山570.8m、華岳592.7m、烏帽子岳493.6mと続き、南方に鋸山(田原山)542mがそびえ、地区の中央には桂川の上流である田染川が流れて、豊かな自然と温暖で過ごしやすい瀬戸内式気候に属しています。

現在、田染地区には9つ地名と11の自治会が存在します。

地名

  • 田染相原(タシブアイワラ) 相原

中央

  • 田染池部(タシブイケベ) 池部
  • 田染上野(タシブウエノ) 上野
  • 田染小崎(タシブオサキ) 小崎
  • 田染平野(タシブヒラノ) 平野
  • 田染蕗(タシブフキ) 蕗

山下

  • 田染真木(タシブマキ) 真木
  • 田染真中(タシブマナカ) 中村

間戸

  • 田染横嶺(タシブヨコミネ) 横峰

地名の由来

「田染」という名前の由来は諸説あり、「赤土の田が多く、手ぬぐいを落とすと赤く染まることから田染」や「土質がよく田を染めるほどの稲穂が実る場所として田染」などありますが、1932年(昭和7年)に発行された「田染村志」によれば「順著(したがふ)」を語源としたと記されています。

歴史

田染地区は、「豊後国風土記」によれば8世紀頃に国埼郡(現 国東半島)には6つの郷があり、その中の一つの郷として「田染」が記載されており、その頃にはすでに多くの人が暮らしていたと思われます。

718年、宇佐神宮の化身である仁聞菩薩(にんもんぼさつ)が国東半島全域に寺院を開基し「六郷満山」仏教文化がが花開きます。

田染地区には、僧侶が学問をするための「本山」の寺院が多く、特に本山本寺※1である馬城山伝乗寺※2はとても大きなお寺で数多くの僧侶がいたと言われています。

※1:六郷満山には、「本山」「中山」「末山」と寺院の役が別れており、さらに「本寺」と「末寺」という関係になっています
※2:馬城山伝乗寺のお堂の一つと言われているのが「真木大堂」

 また、743年の墾田永年私財法の制定により宇佐神宮による水田が開墾が進められ、11世紀前半には宇佐神宮の荘園とした「田染荘※3」となり、宇佐神宮の「本御荘十八箇所」と呼ばれる荘園のひとつとして重視されました。

※3:当時の田染荘は、現在の田染地区と旧大田村などを含んだエリアと言われています

1669年には、松平忠房が島原藩主となり1871年(明治4年)まで田染地区は島原領となります。

明治初期では、田染内の各地区が「蕗村」「池部村」「相原村」「上野村」「平野村」「真中村」「横崎村」と別れていましたが、1889年(明治22年)に市町村制が施行されたことにより「田染村」が誕生しました。

そして、1954年(昭和29年)豊後高田町に編入され。同時に市制施行し「豊後高田市」の一部となり「田染」という名前はなくなりました。

しかし、2005年(平成17年)に行われた平成の大合併の際に田染地区では地名に「田染」を冠するようになり、現在の地名となりました。

文化財

国東半島には「六郷満山」仏教文化が色濃くのこる仏の里として知られています。その中でも特に田染地区は、数多くの文化財が残っている地域と言われています。

主な文化財としては、大分県に4つある国宝のうちの一つで蕗地区にある「富貴寺大堂」、国指定重要文化財においても平野地区にある「熊野磨崖仏」、真木地区にある「真木大堂」に保管されている9体もの仏像。真中地区にある「元宮磨崖仏」、上野地区にある「鍋山磨崖仏」。風景の国宝とも言われる国指定重要文化的景観に選ばれている「田染小崎地区」。
県指定や市指定の文化財などあちこちに点在し、今なお地域の方々が大切に守り続けています。

また、田染地区には宇佐八幡を祀った3つの八幡社(元宮八幡宮、二宮八幡社、三宮八幡宮)があります。
平安時代後期以前に宇佐神宮の荘園「田染荘」が成立した時、「田染郷の鎮守」として宇佐神宮から勧請されました。
もともとは比賣大神、つまり宗像三女神の田心姫命(たごりひめ)・湍津姫命(たぎつひめ)・市杵嶋姫命(いちきしまひめ)の3柱とも祀られていましたが、南北朝時代の1351年(観応2年)、当時の神主に神託があり分祀された。
湍津姫命を「二宮」(田染真中 間戸地区)に、市杵嶋姫命を「三宮」(田染上野)に遷座し、三社合わせて田染三社と呼ばれるようになりました。

産業

基盤産業は農業であり、主に水稲、麦類、大豆を生産しています。

田染蕗地区には、山一面に広がる茶畑が有名な「冨貴茶園」があります。ここは2013年(平成25年)に食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられるJGAP認証を取得しています。
また、同地区には、2004年(平成16年)に「農事組合法人 ふき村」が設立され、3集落一農場方式による協業経営(水稲、麦類、大豆、そばの生産)と、「ぶんご合鴨」の飼育と加工販売を行っています。

人口

1939年(昭和4年)「田染村志」によれば、人口が5,217人世帯数は831戸でしたが、2014年(平成26年)では人口約1200人となり、65歳以上の高齢者は約570人高齢化率46.7%(平成25年3月)となっています。
典型的な過疎高齢化の地区となっています。